「繰上げ返済すると返済がラクになる」とは広く知られるところですが、実際の効果はタイミングや返済タイプによって大きく異なってきます。
効果的に繰上げ返済する方法を、シミュレーションから学んでみましょう。
- 5年前に、35年の長期固定金利住宅ローンを組んだSさん。返済5年目の今年、貯金が100万円貯まったので繰上げ返済を考えています。 早期に実行したほうが効果が高いとされる繰上げ返済。そこで、今年実行した場合と5年後に実行した場合、どのくらいの差が生じるのか試算してみました。



B銀行の全期間固定金利型
(35年返済・元利均等返済)
借入金額:3000万円
金利:3%
毎月返済額:11万5455円残りの返済期間:30年
残りの返済金額:2681万2981円
| 返済時期 | 返済金額 | 短縮できる期間 | 軽減できる返済額 |
| 2006年 | 100万円 | 2年10ヶ月 | 232万7617円 |
| 2011年 | 2年 7ヶ月 | 201万609円 |
(元利均等返済・概算)
その理由は、繰上げ返済の仕組みにあります。ローン返済当初は返済金のほとんどを利息が占めているのですが、繰上げ返済した分は、原則としてすべて借入元金(利息を含まない)にあてられるので、元金にかかってくるはずの利息が効果的にカットできるのです。
ですので、繰り上げ返済は、早期に実行すればするほど効果が高くなるのです。
ですので、繰り上げ返済は、早期に実行すればするほど効果が高くなるのです。
以上の結果から、今年中に繰り上げ返済することを決めたSさんですが、今度は「期間短縮型」にするか「返済額軽減型」にするか迷い始めてしまいました。
早速シミュレーションしてみましょう!
| 返済タイプ | 毎月返済額×返済期間 | 繰上げ返済後の総返済額 |
| 期間短縮型 | 11万5455円×27年2ヶ月 | 3785万199円 |
| 返済額軽減型 | 10万8642円×30年 | 3921万9553円 |
(元利均等返済・概算)
返済額軽減型の場合、減らせる毎月の返済金額は6813円、軽減できる返済総額は95万8263円。
一方の期間短縮型では、短かくできる返済期間は2年9ヶ月、返済総額は232万7617円も軽減できるのです。
どうしても「毎月の返済額を減らしたい」場合以外は、期間短縮型を選んだほうがぐんと効果が高くなることがわかりました。
※シミュレーションの結果はあくまでも目安です。実際に繰上げ返済をする際は、金融機関に詳細をご確認ください。











